手仕事の中で

今日は和裁教室でした
順調に、夏襦袢が縫われてます!
チクチクと手仕事をしているときは
自分の様々なことをリセットしたり熟考する時間でもあり
先生とのたわいもない話も楽しすぎて
本当に居心地のいい時間です

昨日、久しぶりに会う時間を持てた人との話の中で
「 ikukoさん、自分のパンが他のこだわりパンと絶対的に違うところはどこ?」
と問いかけられていました
材料へのこだわり(国産、オーガニック)
フィリングも手作り
自家製天然酵母
美味しい
香り高い
滋味深い
ふんわり柔らかくて食べやすい
酸味が少ない
・・・
・・・
これって、普通やん!

決して特性ではなくて、ポイントにもならない
こだわりも無添加も美味しいもたくさんあるし
素敵な酵母パンもたくさんある
自分にとっての核となる部分だと思っていたこと(?)が
いたってありふれた普通のことだったーーー
それから、昨日も今日もずっとずっと考えてた
わざわざ買いに来てくれるお客様がいる
リピートしてくれるお客様がいる
喜んでくれるお客様がいる
スーパーの特売のパンよりは高い
でも、自家製天然酵母としては安いと思ってる
どこに私のパンの価値があるんだろう?
どうしてお客様は足を運んでくれるんだろう?
「 おいしい 」 ってなんだろう???
チクチク縫物をしながらも、そんなことを考えていました
答えはなかなか出ないなぁ~~と 今日の空のようにどんよりしてる頭の中
ぽつぽつ雨の音を聞きながらも
思考することは止まらない
そんな時

夕方、自然農法で栽培された人参が我が家に来た!

新鮮な人参を見ながら、触れながら感じました
有機とか、無農薬とか、自然農法って美味しいよね!

それは命を感じる味だから
!!!
頭の中にふっと出てきた言葉
意識してつかまえないとスルリと逃げていく言葉
思わず、まってーー!と呟いてしまう
そして、しっかりとその言葉を噛みしめてみる
あ~・・・そうやんか
私は、パン屋になりたくて酵母パンを始めたわけじゃない(笑)
酵母の生命活動が面白くて魅了されてここまできたやんか!
もうねぇ、めっちゃ私の中で普通で当たり前の事
地球の動きに合わせて移ろいゆく四季とともに
酵母はその生命活動を変化させていく
旧暦のカレンダーで季節の移ろいと酵母の動きを照らし合わせてみた年もあったなぁ
旧暦ってすごいなぁと思ってた
私は酵母パンを通じて
命の活動を感じていた
そこで感じられる酵母の命の囁きは
私にとっても、とてもとても心地よいもので
幸せを感じられるときやったんやなぁ
現代社会では、生きてることとか命をリアルに感じられる時間もなく
忙しくすぎさっていく
様々な感覚を麻痺させて
日々生きている
この忙しい世の中では
深呼吸をすることすら忘れてしまう
私たちも、生きているのに「命」の輝きを感じられる瞬間が減っている気がする
花に、土に、風に命は感じられるのに
だからこそ
私は「命」をより近くに感じられるモノに魅了されてきたんだ
「酵母パン」という食べ物を通じて「命」に触れてきたんだなぁ
四季の移ろいをしっかりと受け止めている酵母は魅力的で
その原始的な感覚には憧れすら抱く
うん、これだけは胸張ってハッキリ言えるわ
酵母の命を感じながら焼いたパンです!
その生命力が美味しいと感じられるようなパンを焼いています♪
具体性もなく、アピールポイントになるかどうかも
かなりあやふやな言葉だけれど(笑)
まぁ、私らしいか

暖かい春の雨
頭の中は少しだけ青空
Posted by iku★ko at
◆2017年04月07日22:54
│日々の出来事